医院ブログ

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院長のつぶやき

年度末ですね

いつもありがとうございます

年度末ですね

カレンダーの関係で今年は4月3日から新年度という学校が多いみたいですね

花粉症が例年よりひどくなって、目を真っ赤にした来られる人もたくさんいらっしゃいます

花粉の治療薬の注意点がネットで流れてきたので

参考になさってください

口腔外科の先生よりです

 

 

以外コピペです

☆アレルゲン免疫療法についての私見です。

舌下免疫療法(SLIT)は皮下免疫療法(SCIT)に比べてアナフィラキシーの発現頻度は低いとされていますが、シダキュアやミティキュアの口腔内に現れる副作用の発現頻度は5%以上と、他の薬剤に比べても高いものです。

最近、当院でもスギ花粉に対する舌下免疫療法でこの薬剤を服用されて、口腔内の発赤、腫脹を認めた方がいらっしゃいました。

ちなみに日本アレルギー学会の治療の手引きには以下の記載があります。

重要な基本的注意の要点

SLIT 製剤により、アナフィラキシーを含むアレルギー反応発現の可能性があること、またその対処 法について十分に説明し、理解を得た上で使用を開始すること。
事前に次の点を十分に説明、指導すること。

①特に、服用後 30 分または投与開始初期はアナフィラキシーなどの発現に注意する。 (日本アレルギー学会 23 アレルゲン免疫療法の実際)

②投与前および投与後 2 時間は、激しい運動、アルコール摂取、入浴などを避ける。

③アナフィラキシーなどの対処などを考慮し、家族のいる場所や日中の服用が望ましい。

④喘息症状の悪化があるときは、本剤服用の可否について医師に相談する。

⑤急性感染症罹患時や体調が悪い場合は、本剤服用の可否について医師に相談する。
・SLIT 開始初期(約 1 か月)には口腔内症状など副作用の発現が多いので注意すること。 抜歯後や口腔内に傷や炎症がある場合、状態を十分に観察し、投与の可否を判断すること。 症状が改善しても中止すると再発し得るので、中止は経緯を観察し慎重に行うこと。
・他の免疫療法薬との併用は副作用が増加するおそれがあることから十分に注意すること。 非選択的 β 遮断薬服用の患者では、ダニ SLIT 製剤によるアレルギー反応が強くあらわれることがある。また、その処置のためのアドレナリンの効果が十分に発現しないことがある。

三環系抗うつ薬およびモノアミンオキシダーゼ阻害薬服用の患者では、ダニ SLIT 製剤によるアレル ギー反応の処置のためのアドレナリンの効果が増強されることがある。

重症心疾患、肺疾患、高血圧症の患者では、SLIT 製剤によるアレルギー反応の処置のためのアドレ ナリン投与が症状を悪化させる可能性がある。

全身性ステロイド薬長期投与の患者では、本剤の効果が得られない可能性がある。

1 年以上投与しても効果が得られない患者では、投与継続を慎重に判断すること。 SLIT の安全性についてSLIT は SCIT と比較して、重篤なアナフィラキシーの危険性が低く、現在までのところ死亡例の報 告はない。

SLIT によるアナフィラキシーの報告は国内で数例程度(0.1%未満)であり、そのうち、ダニ標準化 アレルゲンによるものが数例あるが、いずれも喘息あるいは食物アレルギーの合併例が多かった。

副作用の多くは局所反応であり、口腔瘙痒感、口腔浮腫、咽頭刺激感、耳瘙痒感などのアレルゲン投 与部位に関連した症状が大半を占める。一部に喘息増悪(発作)、蕁麻疹、消化器症状などが認めら れる。

副作用は服用後 30 分以内に出現することが多く、また、治療開始初期や休薬後の服用時には注意する。また、SCIT によるアナフィラキシーの既往のある患者、喘息合併例、非選択的 β 遮断薬や ACE 阻害薬の使用、SLIT 製剤の過量投与、重篤な心疾患の合併、急性感染症の罹患時、投与直後 の激しい運動、口内炎や口腔内の傷などが危険因子となり得るので留意する。

小児において、他の年齢に比して特にリスクが高いとする報告はない。

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