健康な歯は生涯の贈り物
子どものむし歯について話すとき、「乳歯はすぐに生え変わるからむし歯になっても大丈夫」とおっしゃるお母さんやお父さんもいらっしゃいますが、それは大きな間違いです。乳歯の状態は、永久歯の歯質や歯並びはもちろん、体や知能の発育にまで大きく影響するのです。
人が生きるためには食べ物が必要ですが、食べるためには健康な歯が欠かせません。歯の健康は、健やかに生きていくうえでなくてはならないもの。小さなお子さんの歯を丈夫に育てることは、子の幸せを願うお母さん・お父さんの使命でもあり、お子さんにとっては何よりの贈り物であると言えます。当院では、親御さんと一緒に、大切なお子さんの歯を守るお手伝いをしています。
当院の小児歯科について
歯医者嫌いのお子さんも安心してお越しください
当院は「お子さんにとって怖い場所」にならないように、できるだけ痛くない治療と、お子さんに親しむことを重視したコミュニケーションを行っています。
現在は歯医者嫌いのお子さんでも、ぜひ安心して当院にお連れください。
幼少期に歯医者嫌いになると、歯科医院に通院することにためらいを覚えるようになります。すると、お子さんが生涯に渡ってむし歯や歯周病に悩まされる可能性もあり、大きなマイナスにつながります。お口の環境が悪いと、糖尿病が悪化しやすいうえに脳や心臓への重篤な疾患を起こしやすく、低体重児出産や早産などにもつながりやすいからです。
お子さんの歯を
守るためのメニュー
当院では、お子さんの歯を守るために次のことを行います。土曜診療に対応していますので、平日は習い事などで忙しいお子さんでも安心です。
フッ素塗布
「フッ素」は、果物や青魚、緑茶など、ふだん私たちが口にするものに含まれる成分のひとつで、歯質を強化する働きがあります。「フッ素」を歯の表面に塗ると酸に溶けにくくなるため、むし歯予防に効果的です。「フッ素」塗布は、乳歯が生える時期~小学生の期間、半年に1回を目安に行うのがベスト。その頃に塗布の習慣がある子とない子を比べると、歯のトラブル発生率に明らかな違いがあることがわかっています。
ブラッシング指導
歯磨きは漫然と行っていても十分な予防効果を得られません。歯の中央部や歯間、歯と歯ぐきの境い目など、むし歯ができやすい場所を意識して磨くことが予防のためには非常に重要です。磨き方には必ず個人のクセがあるので、歯科医院でブラッシング指導を受けると、毎日のケアを効率化できます。
【院長のヒトコト】
~妊婦さんへ~
妊娠中はお口のトラブルが起きやすい、と言われる背景には、「ホルモンバランスの変化で歯周病になりやすい」「つわりで歯磨きができない(雑になる)」などの理由があります。生まれてくる赤ちゃんにお母さんのむし歯菌を感染させないためにも、お口の中は常に清潔にしておくことが重要です。吐き気で歯ブラシが使えない時にはうがい薬を利用する、安定期に歯の定期健診を受ける、などの工夫によって予防に努めましょう。